会員の声

障がい者の仕事を創る企業として、「人が生きる経営」の実践を

北野賢三氏

北野賢三氏

一般社団法人いきる 代表理事

―同友会運動そのものが、学びの教材

弊社は障がい者の就労継続支援A型事業を行っています。
なかなか一般就労できない人たちを弊社で雇用し、能力を養っていきます。
そして、一般企業に転職支援を行っていくという内容です。

 

私が同友会を知ったのは、私が尊敬する先輩である杉本太一さんが同友会での学びを聞かせてもらったことに端を発します。

 

同友会は、とても不思議な会です。
それは、各支部・各委員会の活動が、「パッケージサービス」と称されるからです。
まさに、同友会自身が、経営コンサルティング会社のような存在なのです。

 

例会のグループ討論だけが学びを深める機会ではなく、同友会運動そのものが、学びの教材だと感じています。

―経営課題の気付きと、学びの実践

弊社の最大の経営課題は、継承者の育成です。
継承とは、事業ではなく、創業者である私の“遺志”を引き継ぐという意味です。

 

継承者育成のため、同友会のグループ討論にならって月1回のサポートスタッフ勉強会を実施しています。
失敗事例や苦悩を共有し、意見交換することが狙いです。
社是や遺志を実現するには、即席のチームではだめです。
共に学び、共に育つ土壌を社内に作っていかなければいけません。

 

人生の歴史の一部に関わる仕事、障がい者の仕事を創る仕事を行う企業として、「人が生きる経営」の実践に取り組んでいきたいと考えています。

経営課題の気付きと、学びの実践

―皆さんへ

愛媛同友会では2015年、「障害者問題全国交流会」の開催が決定しています。

 

「経営者の器ほどしか企業は成長しない」と言われますが、こういった全国大会の企画・運営は、自分を磨く絶好の機会です。
そういう意味では、同友会運動と自社の経営は、ループ状に繋がっていることを意識化できれば、加速的に学びを得られるのだと思います。

 

私にとって同友会は、「自己研さんの教材」です。

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