同友会ニュース

2014年3月24日

松山赤十字地域医療連携を考える会在宅部会の例会で鎌田哲雄・専務理事が講演


 3月14日(金)、杉本太一さん(特別養護老人ホーム梅本の里 統括施設長/愛媛同友会理事・松山支部長)の呼び掛けにより、松山赤十字地域医療を考える会在宅部会の例会を愛媛同友会会議室で開催しました。杉本さんから依頼を受けた鎌田哲雄・愛媛同友会専務理事が講師を務め、関係者9名が参加しました。
 愛媛同友会HPを投影しながら、会員同士の連携、教育機関との連携、中小企業振興基本条例をはじめとする行政との連携などについて、具体的な事例を挙げて愛媛同友会の地域連携の取り組みを紹介しました。
 杉本さんから、当日のレポートが届きましたので、掲載いたします。
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 特別養護老人ホーム梅本の里は、2010年度より松山圏域における医療連携の開発と、在宅との連携また専門職の資質向上を目指した「松山赤十字地域医療連携を考える会在宅部会」に所属し活動しています。
 しかしながら私を含めその構成員(医療福祉従事者)の中でも「地域医療連携」に対する認識が統一されておらず、一度抜本的な意識改革が必要だという共通課題の下、今回、愛媛県中小企業家同友会の鎌田哲雄・専務理事にお願いし、専門的見識と具体的な事例を交えた「『連携』の本質と実践」について、同友会事務局をお借りしてご講演をいただきました。
 鎌田さんが直面されている実体験を踏まえた魂の叫びともいえるご講演は、医療・福祉従事者にとって深く広く考えさせられる内容であり、今までの我々の認識にコペルニクス的大転換を引き起こすものでした。
 医療目線ではなく患者目線に立った物事の考え方や、「価格を売るのではなく価値を売る」という泉製紙(株)の故・宇高昭造氏の信念と共に、AIPAやアイネット(株)を生み出した服部豊正・愛媛同友会代表理事とのエピソードは、「連携」や「信頼」に対して無為無策であった我々に一筋の道筋を指し示すものでした。その証拠に今回の鎌田専務理事の講演を聞かれた「地域医療連携を考える会」の森川隆・在宅部会長(行道興産(株) 代表取締役)が、その場で同友会に入会された程です。
 今後、私たち医療福祉従事者は、自主・民主・連帯の精神の下、安心・安全・希望の存在として地域から負託されていることを自覚し、また人を生かす経営の総合実践を行う企業だと認識を新たにし、地域のグランドデザインを描きたいと思いました。
 最後になりましたが、病身を押して長時間ご講演頂いた鎌田専務理事、並びにご同席くださった米田順哉・松山支部幹事長に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
 
寄稿:杉本太一さん(特別養護老人ホーム梅本の里 統括施設長/愛媛同友会理事・松山支部長)
 

▲講演する鎌田さん

 

▲右端が杉本さん。真ん中が当日入会した森川さん

 

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