＜報告要旨＞

　「よい経営者には、自社を絶対につぶさないという決意があります。それも自分のためではなく、『社員を路頭に迷わさない』という覚悟が、苦しい時を切り抜ける決断力を生むのです」と、秋川さん。そのためには、①経営理念（哲学）の社員との共有、②財務諸表の正しい理解と分析、そして③支え合う同友会の仲間―が必要とも。

　目指すべき方向＝目的さえ明確であれば、アプローチの方法は様々です。大企業の真似事ではない、中小企業らしさ、経営の本質について学ぶ例会、一緒に考える忘年会にしましょう。

＜秋川保親氏・プロフィール＞

１９３３年、愛媛県西条市生まれ。１９６３年、壬生川町議会議員。１９８４年、秋川会計事務所㈱を設立。２００４年、秋川会計松山事務所を設立。２００５年、盛和塾愛媛に入会。同年、愛媛同友会に入会。２００６年、愛媛同友会・経営相談室長に就任して数々の経営相談を受けています。経営相談室設置以降、相談申し込みは１００件を超えています。顧問先は法人企業３００社余り個人約８００人。なお、個人から法人成りした企業は１２０社以上。

【秋川会計事務所社是：中小零細事業者の税法の砦となる】

（著書）

「必要とされる企業と人」（２０００年）、「元気を出して・中小企業」（２００４年）、「小さな会社の大きな経営」（２００７年）、「歌集　下萌え」（２００８年）、「貴方はどんな山を目指しますか」（２０１１年）、「この町を守るのは誰か　～中小企業の使命～」（２０１２年）、「未来を拓く中小企業　～どう生きる、２１世紀～」（２０１４年）、「歌集　下萌の唄 第二集」（２０１７年）、【最新刊】「新しい未来への提言」（２０１８年）