2015年12月10日
41同友会から631名の参加者が集まり、第18回障害者問題全国交流会in愛媛を開催！＜第1日目＞
愛媛同友会30周年であり、「労使見解」が発表されて40周年の2015年10月22日・23日に第18回障害者問題全国交流会in愛媛（障全交）が松山全日空ホテルを中心に開催。
２日間の交流会の司会を務めたのは、大政裕志・愛媛同友会理事と森本智香・愛媛同友会松山支部第２地区会会員です。
１日目は福島県で働かれていて、知的障がいのある本田知美さんによる力強く、透き通る「Jupiter」の歌で幕を開け、書道ガールズで有名な愛媛県立三島高校の書道部が作成した看板が誇らしげに上がり開催。
開催地を代表し服部豊正・愛媛同友会代表理事が歓迎と参加への感謝を述べ、続いて内田五郎・中同協障害者問題委員長が開催地の愛媛同友会への労いと交流会の目的と意義について挨拶。来賓として、中村時広・愛媛県知事から“同友会への期待と親しみ”を込め予定時間を大幅に延長する挨拶がありました。
＜共に育ち合い、働いて元気になる企業づくりを！＞
問題提起は「共に育ち合い、働いて元気になる ～同友会運動における障害者雇用を考える～」をテーマに山本万喜雄・愛媛大学名誉教授・聖カタリナ大学教授が、鎌田哲雄・愛媛同友会専務理事、武田正晴・愛媛同友会理事との縁から1988年の第４回社員教育活動全国交流会での講演をきっかけに全国の同友会で講演することになったエピソードを冒頭紹介。３つの柱問題提起。
第１は、生きることと働くこと―“私の教育論”と発達保障の仕事。ご自身の経験から、障がい者との関わり方。否定的現象に出会ったときに肯定的な考えを見出すことの重要性。指示・命令と指導の違いについて、働きかけることが指導であるということ。
第２は、中小企業家同友会における障害者雇用の諸報告から学ぶ。同友会の過去の報告集や中小企業家しんぶんから、身体的から知的そして精神的と障がい者雇用が拡大する中での同友会の障がい者雇用がどのように展開しているのか。
第３は、ともに生きる―障害者権利条約と働く権利の保障、2014年にわが国が批准した「障害者権利条約」とはどのようなものか。差別禁止と職場における合理的配慮、つまり物理的環境や支援方法の工夫の必要性が謳われているということ。今後、中小企業振興基本条例をつくる場合は障がい者の意見を反映させてほしい提起。
問題提起終了後、問題提起と各分科会の関連性を理解することを目的に設定したガイダンスでは、伊藤俊一郎・愛媛同友会副代表理事から、
(１)参加者と社員の個性を理解し、個性にスポットを当てていくこと。
(２)個性を認め合う風土づくり。
(３)障がい者雇用を含めた「人を生かす経営の総合実践」を進める。
＜懇親会に産学官の皆さんと、県内イメージキャラクターが勢揃い！＞
第18回障害者問題全国交流会の懇親会は、愛媛県立三島高校書道部による大看板制作ＶＴＲから劇的に始まり会場内は一気に盛り上がりました。北野賢三・障全交実行委員長が「ちがいを認め合うことこそ同友会の価値であり、交流会で学び合いましょう」と交流会にかける思いを述べました。
続いて、関口訓央・愛媛県経済労働部経営支援局長、高須賀功・東温市長、ホビノ・サンミゲル・聖カタリナ大学学長、仁科弘重・愛媛大学副学長、山田富秋・松山大学副学長の来賓皆様を紹介。
来賓を代表して高須賀功・東温市長が代表して日頃の愛媛同友会との関係性を中心にした祝辞があり、ホビノ・サンミゲル・聖カタリナ大学学長が、力強い乾杯挨拶を行いました。
愛媛県のイメージアップキャラクター「みきゃん」、「ダークみきゃん」、松山城「よしあきくん」、東温市の「いのとん」、そして2015年度独立リーグ日本一となった愛媛同友会会員でもある愛媛マンダリンパイレーツの「マッピー」が応援に登場。
懇親会では、香川、大阪、山形、沖縄、千葉より全国行事のＰＲがあり、会場に“連帯の精神”が広がりました。
懇親会の中締めは田中正志・愛媛同友会代表理事が「北野賢三・実行委員長を中心とした実行委員会の力で、障全交を盛大に開催することができました。全国からの参加者の皆さん、大いに2日間、学び合い交流を深めましょう」との挨拶を行いました。
文責：伊井達哉（愛媛同友会事務局員）
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▲本田知美さんの「Ｊｕｐｉｔｅｒ」で幕開け
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▲歓迎と感謝を述べる服部豊正さん
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▲中村時広・愛媛県知事からの来賓挨拶
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▲山本万喜雄・愛媛大学名誉教授・聖カタリナ大学教授から問題提起
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▲ガイダンスを行う、伊藤俊一郎さん
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▲司会者の大政裕士さんと森本智香さん（坊っちゃんとマドンナ）
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▲障全交への想いを語る実行委員長の北野賢三さん
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▲高須賀功・東温市長による祝辞
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▲ホビノ・サンミゲル・聖カタリナ大学学長による乾杯挨拶
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▲県内のイメージキャラクターも勢揃い
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