同友会ニュース

2015年11月2日

「広報情報化で憧れの企業をつくろう(戦略編)~愛媛同友会と中小企業の広報情報化戦略を考える~」広報情報化委員会学習会第1回を開催


▲広報情報化委員会学習会を開催
講師は愛媛新聞社 編集局 整理部副部長の鈴木孝裕さんと、愛媛同友会専務理事の鎌田哲雄さんです。
2015年10月27日(火)、コープえひめ会議室にて広報情報化委員会の学習会を行いました。
テーマは「広報情報化で憧れの企業をつくろう(戦略編) ~愛媛同友会と中小企業の広報情報化戦略を考える~」です。
講師は愛媛新聞社 編集局 整理部副部長の鈴木孝裕さんと、愛媛同友会専務理事の鎌田哲雄さんでした。

今回の学習会の目的は以下の通りです。
■愛媛同友会は、「産・学・官・報で、地域と対話する企業並びに同友会づくり」を企業や同友会の発信力の方針にしています。
 発信力の土台は、会員企業における「人を生かす経営」の総合実践であり、その上に広報情報化委員会と事務局が一体でつくりあげている情報発信と「産・学・官・報」連携の活動があります。
■2回シリーズの学習会では、「憧れの企業」をつくることを目的に、同友会運動を築き上げてきた広報情報化の原点と戦略を学び合います。中小企業の弱点は情報発信不足です。企業の情報発信を考えている方は、ぜひご参加ください。伝えるべき内容と仕組みについて学び合います。
 第1回は、広報情報の原点と戦略と広報・情報・報道の定義並びに見識・見解を学びました。
 第2回は企業における仕組みづくりについての戦術を学び合います。
■愛媛新聞社の鈴木孝裕氏、鎌田哲雄・専務理事を講師に迎え、同友会における広報情報化の原点と戦略を学ぶ学習会を2回シリーズで開催いたします。

以上を目的として開催しました。

広報情報化委員の武田正輝さんに寄稿いただいていますので掲載いたします。


 酉年生まれコンビによる学習会は、冒頭に「広報」、「情報」、「報道」という言葉の定義から入りました。
「広報=一般の人に広く知らせる事」、「情報=状況に応じて適切に判断し伝える事」、「報道=マスメディアがニュースとして知らせる事」となり、同友会で当てはめると、それぞれ「会報誌やHP」、「e−doyu」、「メディアによる会員紹介」となります。
ただ、周囲に知られていない、情報が正しく整理されていない、伝えるだけの一方通行になっているだけでは価値ある情報にはならないという事で、ただ単純に情報を発信すればいいのではないという事を知る事ができました。
鈴木さんからは、「愛媛同友会の特性として、自己変革に取り組み、見識や見解を持ち、政治的にも中立性を保っている会である」と評価いただいた上で、今後の課題として「同友会は任意団体でいわば“自由業者”であり、何物にもとらわれない自由がある、ただそれ故にちょっと手を抜くと無くなってしまう恐れがある。特性をどう次につなげていくかであり、その力の源の1つが広報情報化では寄稿ないか。」と挙げられていました。
鎌田さんからは、「各社で的確な広報、情報を行なう為に、まず経営指針の作成が必要となってくる。経営指針を作成する事で、自らの見識と見解を持つ事ができ、業界や世の中のことがわかり、そこから自社の立ち位置も見えてくる。そうする事で的確な広報・情報・報道の発信ができる。」とアドバイスをいただきました。
最後に鈴木さんから、「ぜひマスメディアを育ててほしい。また、情報を発信する先には必ず“人”がいる事を忘れず、“これくらいならわかるだろう”ではなく、“わかってもらうために何をどう伝えるか”という観点で作成してほしい。」とありました。自社では社内報を出しています。読み手の社員にわかりやすく作成しているつもりですが、一方通行になってはいないか、“わかるだろう”になってはいないかなどを改めて考えながら、今後作成にあたっていきたいと思います。
次回は12月4日に第2回「戦術編」としてお話いただきます。鎌田さん、鈴木さんありがとうございました。
 

▲講師の鈴木孝裕さん

 

▲講師の鎌田哲雄さん

 

▲新入会員も多く参加されました

 

▲開会挨拶は広報情報化委員会委員長の竹村義則さん

 

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