同友会ニュース

2015年1月14日

愛媛県中小企業家同友会・提供講座 第13講


▲ご登壇いただいた門田龍二氏
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愛媛県中小企業家同友会 提供講座 第13講
 
2014年度提供講座2015年最初の講義となりました第13講を開講しました。今回ご登壇いただいたのは株式会社愛媛新聞社 編集局 政治経済部の門田龍二氏です。
 
門田氏は愛媛同友会にも頻繁に足を運んでくださり取材にも来て頂いている方です。
事前に学生から上がっていた質問への回答から始まり、選挙・投票の話や門田氏の学生時代から現在までの選択の話、愛媛新聞社に入社してからの体験談、Webニュースと新聞紙の話等について話していただきました。
 
中でも受講生のコメントカードにも多く書かれていた選挙・投票について、そしてWebニュースと新聞紙の話についてここでは挙げさせていただきたいと思います。
 
「投票に行きましたか?」
と、門田氏は学生に質問しました。
学生から「今、若者は自分達の国なのに政治に無関心な人が多いです。どう思いますか?」という質問が上がっていました。
質問を受けて門田氏は選挙権を得て間もない受講生にした質問が「投票には行きましたか?」です。
実際受講生の3分の1ほどしか投票に行っていないようでした。他市、他県から松山に来ていて住民票を移していないという学生が多くいることも原因の一つだと思われます。
しかし、「住民票があったら、選挙権があったら投票に行きますか?」という質問に対しても半数ほどのしか手は上がりませんでした。
受講生(20代前半)の政治への関心は薄いと言わざるを得ません。
 
また、「Webニュース拡充の時代、新聞は生き残ることができると思いますか?」という質問もありました。
Webでニュースを見ているから新聞はいらないのでは?という若者が増大しています。
Webと新聞紙では大きく違う点があります。それは一覧性です。Webでは見たいニュースの情報をより深く知ることができます。新聞紙は経済や政治、スポーツ、文化等、様々な情報が掲載されています。
Webニュースの場合、興味関心の無いものの情報が入ってきません。知識・情報の幅が広がらないのではと感じます。新聞紙では興味関心の無い情報も目に付くかもしれません。
しかし、そもそも興味関心の無い分野ががあるということは社会に対して自分の問題意識がない分野ということではないでしょうか。
私は社会に対して、社会を構成する一員として様々な分野に耳を傾け、問題解決に貢献したいと改めて思いました。
 
選挙・投票について、そしてWebニュースと新聞紙についての話を挙げましたが今回の講義を聞いて、現代の若者はインターネット等の普及により、既に興味のある分野に関しての知識は増大し深めることができているが、興味関心を抱く機会や分野同士のつながりを見つける機会が少ないのではないかと感じました。
 
さて、第14講は松山市産業経済部 地域経済課 主幹の八塚健さんにご登壇いただきます。
「松山市は頑張る中小企業を応援します! ~松山市中小企業振興基本条例の策定と推進について~」がテーマです。
一般聴講も可能ですので、ぜひ足をお運びいただけたらと思います。
 
文責:伊井 達哉(愛媛同友会 事務局員)
 

▲質問している様子

 

▲受講生の様子

 

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