11.20 第7回経営フォーラム【ダイジェスト版】
2018年11月20日(木)に松山市総合コミュニティセンターで第7回経営フォーラムが開催され、当日は約200名の参加者がお越しになり、懇親会場はレストラン北斗駅前店にて行い、盛会のうちに終わりました。
12月には総括実行委員会が行われ、理事会で総括を承認。詳細は会報誌『えひめ同友』1月号を特集号としてお伝えする予定です。
<全体会>
全体会の司会は、伊予松前支部幹事の武田正輝さん。米田順哉・新代表理事の開会挨拶で経営フォーラムが始まりました。冒頭、登壇者のみなさんを紹介し、会場は拍手に包まれました。
【記念講演】
◆テーマ:「労使一体で持続成長を可能にする社員主体経営」
□報告者:鐘川 喜久治 氏 ベルテクネ株式会社 代表取締役社長
福岡県中小企業家同友会
◆特徴的な感想・学んだこと
「経営者の姿勢によってすべてが決まると感じました。姿勢が変わると行動に移す。行動に移すと社員が変わる。社員が変わると会社が変わる。とても良い学びでした。また、社員が社長を査定する経営チェックシートにとても関心を抱きました。経営情報は100%開示と同様、社長と社員の関係も100%だと思います。人を評価する査定することは大変なことですが、大事なことだということも気づかされました。」
「久しぶりの同友会の参加でしたが、経営者の方の学ぶ姿勢にパワーを感じ、ありがたい思いです。記念講演では社長の判断・行動力・追求する経営・生き様に自分の今が恥ずかしくなりました。まずは決算書の作成出来るようになることと、未来図を描くことを早速始めたいと思います。」
「経営者の顧客は社員さんである」という言葉は目からウロコでした。常に経営者の責任と受け止めて共に成長できる環境づくりに取り組んでいきたいと思います
銀行がメインバンクが政府系だから安心できる。経営チェックを社員にやらせ、社員がわかりやすい回答を考える。「社員の成長」のために勉強会(決算書の勉強会)をやるという話があったが「社員の成長した姿」を頭の中で描くことができない社長が多いなか、素晴らしいと思った。
【ガイダンス】
テーマ「経営フォーラムで何を学ぶのか」
□報告者:大政 裕志 氏 月心グループ 常務取締役
愛媛県中小企業家同友会 理事・伊予松前支部長
経営フォーラム実行委員長
昨年に引き続き、記念講演と分科会をつなぐガイダンスを行いました。総括実行委員会、理事会の感想交流では、「非常に分かりやすくて良かった」と好評でした。
【分科会】
今回の分科会はテーマ分野(経営指針、求人教育など)を定めずに経営で悩むテーマをキャッチコピーで設定しました。
□第1分科会
テーマ:同友会の学びで深まった経営指針と地域戦略
◆報告者:山口 すみれ 氏 株式会社中央寝装 代表取締役
山口県中小企業家同友会
◆座長:森本 智香 氏 株式会社コッコ・サン 代表取締役
◆特徴的な感想・学んだこと
「好奇心を抱くこと、思い立ったら行動に移すこと、とにかく素直に前に進むこと、後ろを振り向かないこと、たくさんの学びがありました。又、価値についてどんな価値を提供しているのか、今実践していることを言葉にすることで改めて大事な価値と気づくことができました」
指針=価値=判断基準となっているというのが経験を通した話から理解できました。気づきの多い会となりました
□第2分科会
テーマ:経営者の自己変革が共育のカギ
~誰もが働きやすい職場づくりの実践~
◆報告者:岡崎 瑞穂 氏 株式会社オーザック 専務取締役
広島県中小企業家同友会 求人社員教育委員長
◆座長:好永 隆之 氏 株式会社昆布森 常務取締役
◆特徴的な感想・学んだこと
「社員は家族なんだからパートナーなんだからすべてを社員に考えてもらおう。社員は目的目標を本気で持ったらその潜在能力を発揮でする潜在能力を引き出してあげることが経営者の責任である。経営者の役割は会社の未来を作ること、持続可能を高めることが改めて学びました」
まずは自分自身が成長し、そして社員さんの立場にたって共に育っていくということを学びました。そして、思うだけでなく、時間をかけて行動し、少しずつ積み重ねていかないと、いけないのだと理解しました
□第3分科会
テーマ:社員の可能性を引き出す経営者の責任
~多様な社員に寄りそう経営が人材不足難を乗り越えるカギ~
◆報告者:笹原 繁司 氏 綜合パトロール株式会社 代表取締役
愛媛同友会 代表理事
◆座長:今岡 健一 氏 合同会社発達の木 代表社員
◆特徴的な感想・学んだこと
「社員の失敗に対して注意する前に、まずは自ら検証して、指導・教育等がなされたかを反省してみる」 こと。「相手に求めない。当たり前を当たり前としない。出来ないことがいけないのではない。出来るまで教えていないことが問題」なのだと学んだ。
「社員が仕事をしない、できないには理由がある。そこを否定するのではなく、その理由を知ろうと関わることが大切だと感じた」「感謝の気持ちは「言葉」できちんと伝える。思っているだけのことが多い!伝える」ことが重要。
□第4分科会
テーマ:弱みを強みに変える「黄金の卵(ゴールドエッグ)」の生み方
◆報告者:小林 真作 氏 株式会社小林ゴールドエッグ 代表取締役
徳島県中小企業家同友会
◆座長:堀内 章 氏 株式会社ハート 代表取締役
◆特徴的な感想・学んだこと
「サービス・事業が「お客様目線」になることの重要性を学びました。また、理念の中に付加価値創りのヒントがあるため、今一度、理念やサービスを見直し、原点に帰って自社を見つめ直したいです」
「将来的に生き残るためには他社と同じことをやってもだめ、他社と異なる発想で自社の「強み」をさらに推し進めていきます」
【懇親パーティー】
懇親パーティーも大いに盛り上がりました。開会挨拶に平野啓三代表理事より挨拶。今回登壇した方々のようにまだなれなくても、実践していつか「人を生かす経営」を実践する良い企業になろう!と、乾杯挨拶されました。当日はゲスト参加者からも一言いただきました。1名は次の日には入会しました。
閉会挨拶には本田美紀・次期実行委員長がバトンタッチセレモニーより、初の女性経営者実行委員長として、女性経営者らしいとりくみにしたいと発言され、無事終了しました。
▲大政裕志実行委員長よりガイダンス
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▲第1分科会 株式会社中央寝装 代表取締役 山口すみれ氏
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▲第2分科会 株式会社オーザック 専務取締役 岡崎瑞穂氏
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▲第3分科会 綜合パトロール株式会社 代表取締役 笹原繁司氏
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▲第4分科会 株式会社小林ゴールドエッグ
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