同友会ニュース

2016年12月21日

事務局 会員訪問デー(有限会社漬新)


▲有限会社漬新工場前にて
漬新へ会員訪問を行いました
 12月19日(月)、会員の新田博祥さんが取締役を務める有限会社漬新を事務局全員で訪問しました。
 漬新は1957年2月創業で、漬物類の製造・販売等をしています。漬新のこだわりとして、「本当のおいしさとは、自然そのものであると思います。心の自然、身体の自然そして緑あふれる自然。これを通して皆さまとより温かくふれあうことが漬新の願いです」と謳われています。春夏秋冬、季節の漬物を愛媛県内の自然素材を使って製造しており、当日は、まさに旬を迎えている「緋の蕪漬(ひのかぶらづけ)」の製造過程を見学させていただきました。「緋の蕪漬」とは江戸時代から松山地方で祝善には欠かせない一品として継承されている漬物。現在松山でしか作られていないという付加価値のある漬物です。

緋の蕪は表面が紫色で、断面が白いのが特徴です。県外出身で緋の蕪のことを知らなかった私は、「緋」というだけあり真っ赤に染まった「緋の蕪漬」を見ると「着色料を使っているのかな」と思ってしまいました。ですが実は着色料は一切使われておらず、緋の蕪を橙酢に漬けることで緋の蕪に含まれるアントシアニンが橙酢の酸と反応し赤く染まるそうです。実際に蕪が染まる様子を見せていただき、とても貴重な体験ができました。赤く染まるためには「寒さ」が重要であり、寒くないと赤く染まらないとのことでした。今年は暖冬であるため、冷蔵庫に入れる等、人工的に冷やして対応されているそうです。緋の蕪には独特なえぐ味があり、「緋の蕪漬」としてしか食用されていません。現在「緋の蕪漬」以外の活用法を模索中とのことでした。

新田さんは、「緋の蕪をスライスしてみると、どうしても傷のある部分が出ます。味に影響はありませんが、傷のある部分はすべてはじきます。傷があるときれいに染まらず、ムラが出てしまうからです」「良い物を出したい。食べてもらう人の気持ちになって作っています」と話されました。「温かくふれあう」という漬新の願いを体現されていると感じました。

「本当のおいしさは自然そのもの」にこだわり、着色料・保存料は一切使用していません。おせち料理の彩に、毎日の食卓に、ぜひお手にとってみてはいかがでしょうか。
 
文責:難波 賢太(愛媛同友会事務局員)

▲漬新取締役の新田博祥さん

 

▲スライスした緋の蕪を加工している様子

 

▲緋の蕪の断面

 

▲緋の蕪を橙酢に漬けた直後

 

▲しばらく経つとほんのり赤色に!

 

▲漬新の商品「へんろ道 緋の蕪漬」

 

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