同友会ニュース

2015年12月22日

100名以上参加の松山支部12月例会で、鎌田専務理事が報告(2)


▲真剣に聞き入る参加者の皆さん
参加者の皆さんからのコメント
  今回の例会では、参加者の皆さんからも発言をしていただきました。皆さんがそれぞれ、ご自身と愛媛同友会、鎌田さんとの繋がりについて話されています。
 ここにご紹介します。
 
○米岡一嘉さん  (有)オーガスト 代表取締役
 同友会に入会して24年が経ちます。
 ずいぶん昔になりますが、例会のグループ発表において、報告内容について「大したことがない」と発言をしてしまいました。これは当時同友会の先輩だったとある会員さんがグループ討論の中で言ったことをそのまま伝えてしまったのです。グループ発表の反響が大きく翌月の例会に行きたくないなと思いながら参加しました。すると鎌田さんが私にそっと手紙を手渡してくれたのです。それは先月の例会で「大したことない」と発言した会員さんの事務局に対するレポートでした。鎌田さんは、それ以上私に何もおっしゃいませんでした。
 このように鎌田さんは何かあるとすぐに来てくれました。10数年前に父の会社が倒産した時も駆けつけてくれましたが、あまりご自分からはしゃべらずに接してくれたのがありがたかったです。助かりました。
 
○中周作さん  (株)ナカフードサービス 代表取締役
 7年前に経営指針成文化セミナーに参加しました。その中で理念をつくる時に早速つまずきました。私は後継者であり、この会社を次の世代にも繋げていきたいと考えていましたが、理念が作れなかったのです。
 そこで鎌田さんに相談をしたところ、「御社にしかない価値はなんですか」と聞かれましたが、その時の私は答えることが出来ませんでした。そこで鎌田さんからは「御社が潰れて困るのは誰ですか」と尋ねられました。私は、まず社員であり、取引先であり、顧客であると答えたと思います。すると鎌田さんは、「御社で働いている障害者の方や、御社主催の剣道大会に参加している子供たちも困るのではないですか」とおっしゃいました。私は商売に直結するところしか考えられていなかったのです。この時に初めて、地域社会というものが見えてきました。地域とのつながりが価値であり、世の中に必要とされる企業であり続けることが、経営者の役割なのだと今は思っています。
 
○奥江麻琴さん  (有)ビーレビュー 麺屋十銭 店長
 昨年12月に父が経営するラーメン店を継ぐため松山に戻ってきました。その時、鎌田さんに出会い、「鎌田セレクション」という音楽CDをいただきました。全部で50曲以上収録したCDなのですが、その一曲一曲についてエピソードを5時間かけて聞かせていただきながら、鎌田さんと話しました。その中で生まれて初めて、人としてどう生きるべきか考え、勉強しなければならないということが腑に落ちました。同友会でしっかり学びたいと思い、今年の30周年の記念総会で入会させていただきました。
 
○渡部伸哉さん  (有)三和興産 代表取締役
 11年前、今治支部ができた時に入会以来、同友会1本という信念で学び続けています。自社でも新卒採用や社員教育など同友会での学びを実践してきました。
 しかし、今夏、社員教育委員会主催の学習会を開催し、鎌田さんに報告していただいた時のことです。終了後、私は鎌田さんに「ちょっと違うんじゃないですか」「渡部さん、チンピラ経営者になっていませんか」と道端で約30分間、厳しく叱られました。学習会の中で、報告者である鎌田さんに失礼な対応をしていたにも関わらず、私はその自覚がなかったのです。鎌田さんは、学習会の前に弊社を訪問して、社員にも会ってくれていました。その時にも、何か違うなと感じていたそうです。
 私は鎌田さんに、なぜ社内のことにまで気がつくのか尋ねました。すると鎌田さんは、「渡部さんは私にとってかけがえのない友人だからですよ。だから、いつも見ているのです」とおっしゃいました。
 私はその言葉がとても嬉しく、叱られた事についてよく考えました。そして、色々と実践しているが、実は人と向き合っていなかったということに気がついたのです。「チンピラ経営者」と指摘されることが、今は嬉しく感じます。それは、鎌田さんが「渡部さん、人と向き合っていますか」と問い続けてくれているのだと感じるからです。
 
○伊井達哉さん  愛媛県中小企業家同友会 事務局員
 事務局では、雑談をするようにと言われています。雑談が8割、仕事の話は2割にするのが1人前の事務局員であると鎌田さんから言われています。雑談と言っても、井戸端会議ではありません。見識と見解を持った雑談であると常々教えていただいています。
 雑談をできる関係が、企業においても事務局においても、健全な関係であるからです。雑談のない関係は楽しいでしょうか。そして、そんな関係が、あてにしあてにされる関係でしょうか。
 鎌田さんは時に厳しく、そのことを問われます。それは事務局員として、健全な関係を持って欲しいと言うメッセージだと感じています。指摘されて悔しいと思うこともありますが、鎌田さんが直言してくださるおかげで、常に一歩先へ、そして100%ではなく120%へと向かっていけるのだと実感しています。

▲報告する鎌田さん

 

▲米岡一嘉さん

 

▲中周作さん

 

▲奥江麻琴さん

 

▲渡部伸哉さん

 

▲伊井達哉さん

 

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