前回に引き続き、第4分科会と第5分科会、懇親パーティの様子を紹介します。

＜分科会＞

【第４分科会：障害者】

◆テーマ：働くことで社会とつながる

　　　　　　　　～一人ひとりの可能性が気づかせてくれた「よい会社」とは～

◆報告者：小出　晶子　氏　タイヨー機械株式会社　代表取締役／愛知中小企業家同友会　障害者問題委員

◆座長：杉浦　昭男　氏　真和建装研究所有限会社　代表取締役／愛知同友会　西三河支部岡崎地区会員

◆室長：北野　順哉　氏　トライ株式会社　取締役／愛媛同友会 松山支部第３地区会幹事

◆特徴的な感想

●障がい者の雇用を通じて働くことの意義、喜びを広められている、小出社長のお話を聴き、同じ製造業として見習わなければいけないと思いました。

●小出さんのあたたかいご報告を聞きながら、人間っていいなということを再認識させられました。座長の杉浦さんの熱き心にも感激でした。グループの充実した話し合いで学んだことは、秋の障全交の集いで生かすことが出来ればと願っています。

【第５分科会：中小企業振興基本条例】

◆テーマ：条例運動は、企業を“憧れの存在”にする運動！

　　　　　　　　～東温市と松山市の中小企業振興基本条例の制定と実践の鍵は、産学官連携～

◆パネリスト：和田　寿博　氏　愛媛大学法文学部　教授／愛媛県中小企業家同友会　会員／松山市中小企業振興円卓会議　座長　

　山本　一英　氏　東温市産業創出課　課長補佐兼商工観光係長

　米田　順哉　氏　NPO法人家族支援フォーラム　理事長／愛媛県中小企業家同友会　理事／松山市中小企業振興円卓会議　委員

　藤岡　貞雄　氏　藤岡萬建設有限会社　代表取締役／愛媛県中小企業家同友会　東温支部　幹事／東温市中小零細企業振興円卓会議　委員

◆コーディネーター：鎌田　哲雄　氏　愛媛県中小企業家同友会　専務理事

◆室長：篠原　治行　氏　株式会社エスディー企画設計　代表取締役／愛媛同友会 理事・東温支部長

◆特徴的な感想

●条例の持っている意義が確認できたと思う。これから目指す社会像。地域ぐるみでやるというコミュニケーションづくり。中小企業が地域を支えているという責任の自覚、自信をもつこと。条例によって地域の自治が担保されているということ。「条例は地域における経営指針」という提起に共感しました。経営指針同様にＰＤＣＡで条例を運用することが大切ということが理解できました。

●愛媛同友会の「定石」と「産学官連携」の条例づくりの先進性を学びました。条例づくりの戦略と産学官連携のプロモーターを担う、同友会の存在の大きさを確認しました。同時に、愛媛同友会がプロモーターとプラットホームの役割を担うことが今後の条例運動のポイントだと思いました。

＜懇親パーティ＞

　学びの後の懇親パーティも大いに盛り上がりました。司会は全体会から引き続いての大政さんに加え、堀田真奈さんにもご担当いただきました。

　もはや、愛媛同友会の伝統芸という風格も出てきた、司会者登場イベント（詳細は会報4月号をお楽しみに！）で懇親パーティの幕が開きました。

　開会挨拶は、第4回経営フォーラム実行委員長の中周作さん。ＢＧＭ「20th Century Boy」に合わせて登壇し、熱い感謝の想いのこもった挨拶に、会場から温かい拍手が鳴り響きました。

　第4回経営フォーラムには、柳澤康信・愛媛大学長、村上宏之・松山大学長、棟方信彦・松山東雲女子大学・松山東雲短期大学長、ホビノ・サンミゲル・聖カタリナ大学長の県内各大学長をはじめ、多くの来賓の皆様にご臨席賜りました。来賓を代表して、中村時広・愛媛県知事（代理として神野一仁・愛媛県経済労働部長）、野志克仁・松山市長（代理として遠藤美武・松山市副市長）からご挨拶をいただきました。

　乾杯挨拶は、第4回経営フォーラム副実行委員長の川本創さんがＢＧＭ「Like a rolling stone」が流れる中、登壇。中さんと共に実行委員会を引っ張ってきた川本さんの気迫のこもった発声で、懇親がスタートしたのでした。

　懇親パーティの最後には、今年10月22日・23日に愛媛同友会の設営で開催する第18回障害者問題全国交流会のＰＲを行いました。この日のために作成したＰＲ動画も流れ、改めて障害者問題全国交流会に向けて、愛媛同友会一丸で取り組むことを確認できました。

　7時間に及んだ第4回経営フォーラムも、田中正志・愛媛同友会代表理事の挨拶で、ついに閉会。閉会後も会場に大勢が残り、話し込んでいる姿に、今回の経営フォーラムの成功を実感できたのでした。

　そして、当日はゲスト10名の入会申込がありました。

※各分科会のレポートや当日の詳細は、会報誌4月号にて特集を組んでお伝えします。

　乞うご期待！

文責：大北雅浩（愛媛同友会　事務局長）