同友会ニュース

2015年3月4日

2月16日、第4回経営フォーラムを開催(前編)


369名が参加、過去最大規模の経営フォーラムに!
  216日(月)、松山全日空ホテルで第4回経営フォーラムを開催しました。目標の300名を上回る369名もの参加登録があり、愛媛同友会として過去最大規模の経営フォーラムとなりました。

 会報誌「えひめ同友」4月号を特集号として詳しくお伝えする予定ですが、ここで当日の様子をご紹介します。アンケートの中から特徴的な感想も引用させていただいていますので、ご参照ください。

 まずは、記念講演とガイダンス、第1分科会、第2分科会、第3分科会の様子を紹介します。

 

<全体会>

 全体会の司会は、大政裕志さん。服部豊正・愛媛同友会代表理事の開会挨拶で第4回経営フォーラムが始まりました。会場は早くも満席状態。愛媛同友会会員はもちろん、ゲスト61名に加え、広島・岡山・鳥取・山口・香川・高知の各同友会からも多くの参加がありました。また、条例に関する分科会を設営し、行政機関の皆さんの参加もあったのが特徴です。実行委員の皆さんを中心に、愛媛同友会一丸となって参加呼びかけを行った成果です。

 因みに、愛媛同友会のお家芸であるBGMは今回、メインソングが「麦の唄」、実行委員会ソングが「フラワー」、そして12名の実行委員それぞれのテーマソングを、実行委員会からの依頼を受けて鎌田哲雄・専務理事が選曲しました。

 

【記念講演】

◆テーマ:「健康をはかる」から「健康をつくる」へ

        ~タニタの人財戦略と業態転換の道程~

◆講師:谷田 千里 氏 株式会社タニタ 代表取締役

 

 記念講演は、「体脂肪計タニタの社員食堂」で有名な、株式会社タニタの代表取締役である谷田千里様に講演をいただきました。谷田社長は「四国でお話させていただくのは、今回が初めてです」と前置きしてから講演をスタート。戦略、業態転換について、パワーポイントを活用しながら丁寧に語っていただきました。講演終了後にも会場に残っていただいての名刺交換に、長蛇の列ができていたのが、皆さんの満足度をあらわしていました。

◆特徴的な感想

●谷田社長のお話はたいへんわかりやすく、説得力がありました。健康年齢を自社の製品やレシピを使って伸していくというのは、広大な計画で、われわれにはとうていできないことですが、応援したいと思います。

 

【ガイダンス】

◆テーマ:経営フォーラムで何を学ぶのでしょうか?

        ~経営フォーラムの目的・意義~

◆報告者:鎌田 哲雄 氏 愛媛県中小企業家同友会 専務理事

 

 今回は新たな試みとして、記念講演と分科会を繋ぐガイダンスを行いました。経営フォーラムの位置づけ、そして経営者の責任について「成果を出すために行動を続けること」と提示。気持ちを引き締めて分科会に臨みました。

◆特徴的な感想

●鎌田専務理事の気迫あるガイダンスが良かった。心が、しゃきっとした。ガイダンスのおかげで、フォーラムの位置づけと各分科会のつながりと何を学ぶのか、参加者としての“聞く力”が必要だということが分かった。

●鎌田さんの気力を込めた訴え、ふるえながら聞かせていただきました。今後ともご指導をよろしくお願いします。

 

 

<分科会>

 今回は「人を生かす経営」の総合実践の体系として、「障がい者」「求人」「社員教育」「経営指針」「中小企業振興基本条例」の5つの分科会を設営しました。それぞれの分科会のテーマ、報告者、座長、室長の皆さんをご紹介します。

 

【第1分科会:社員教育】

◆テーマ:経営ビジョンに基づく新卒採用・「共育」で、「誇りと豊かさ」を育む

        ~わが社の企業づくり実践~

◆報告者:川中 英章 氏 株式会社EVENTOS 代表取締役/広島県中小企業家同友会 県理事・求人社員共育委員長

◆座長 原 初 氏 式会社志賀商店 代表取締役/愛媛同友会 理事・今治支部幹事長

◆室長 越智 堅太郎 氏 オチ工業株式会社 代表取締役/愛媛同友会 理事・今治支部支部長

◆特徴的な感想

●チャレンジミスはOK、イージーミスはNG、社員のからぶり三振を積極的に経験させていくことが自主的な社員の育成である。会社に愛着を持ってもらうことが最高の社員教育である。どんな知識や学識があっても強い志が無いと何の意味もない。

●川中さんの発表から、会社はどんな状態になっても、社長の一念で変わっていくことがわかります。勇気になる発表でした。

 

【第2分科会:求人】

◆テーマ:新卒採用は新たな仕事づくりの第一歩

        ~新卒と共に挑むこの10年間の泣き笑いを振り返り100名企業のビジョンを語ります~

◆報告者:堂上 勝己 氏 梅南鋼材株式会社 代表取締役/大阪府中小企業家同友会 代表理事

◆座長:伊藤 俊一郎 氏 イトマン株式会社 代表取締役/愛媛同友会 理事・企業づくり本部長

◆室長:佐藤 慎輔 氏 サトー産業株式会社 代表取締役/愛媛同友会 理事・四国中央支部副支部長 増強戦略担当

◆特徴的な感想

●企業は常に人材育成に取り組み、10年、20年後を考えたビジョンを立て、社員の雇用を守るとともに、毎年、新卒採用できるような仕組みを作っていくことの大切さと難しさが共感しました。

●堂上社長の企業のターニングポイントを聞かせていただき、自分のこれからの経営に生かしていきたいです。

 

【第3分科会:経営指針】

◆テーマ:業績を上げる鍵は、経営指針!

        ~あなたは10年後のビジョンを語れますか?

◆報告者:平野 啓三 氏 株式会社平野 代表取締役/愛媛県中小企業家同友会 代表理事

◆座長:宇佐 裕次 氏 有限会社キャンパス 代表取締役/愛媛同友会 今治支部幹事

◆室長 今村 暢秀 氏 株式会社世起 代表取締役/愛媛同友会 理事・伊予松前支部長

◆特徴的な感想

●同友会の目的や労使見解についてなど分かり易く、聞いていて楽しかったです。どんな商売でも上手くいかなくてあたり前、改善を繰り返す(千里の道も一歩から)という言葉に共感でき、感動しました。グループ討論では、理念を朝礼で唱和するなど落とし込みのやり方について勉強になりました。

●平野社長の報告、とても良かったです。30年以上にわたるたゆまざる継続で今の経営指針書があるということがわかりました。私自身も、今セミナーで経営指針書を作っていて、社員やステークホルダーとの「共通言語」を作るのにとても有効であると感じています。

 

※第4分科会と第5分科会、懇親パーティについては、後ほど掲載します。

文責:大北雅浩(愛媛同友会 事務局長)

▲服部豊正代表理事の開会挨拶でスタート!

 

▲谷田千里様の記念講演

 

▲伊藤俊一郎さんから、谷田様への謝辞

 

▲鎌田哲雄専務理事によるガイダンス(初の試み)

 

▲谷田様との名刺交換に長蛇の列ができました

 

▲第1分科会報告者の川中英章さん(広島同友会)

 

▲第2分科会報告者の堂上勝己さん(大阪同友会)

 

▲第3分科会報告者の平野啓三さん(愛媛同友会)

 

ページの先頭へ戻る