同友会ニュース

2014年11月4日

愛媛県中小企業家同友会・提供講座 第5講


▲ご登壇いただいた眞鍋明さん
10月30日(木)愛媛大学で提供講座第を行いました。
   2014年度 提供講座第6講は株式会社マルブン 代表取締役 眞鍋明さんにご登壇いただきました。テーマは「世の中でいちばん嫌いな仕事が天職になった ~食文化を守る人育て経営~」です。
 
 冒頭から眞鍋さんは「好きなことを仕事にするより、選んだ仕事を好きになること」が今回の結論ですと話していました。
 
 まず外食産業の外部環境から話は始まり、今の、そして今後の経済や社会の変化について話されました。続いて株式会社マルブンの行っている人材育成に関して、「守・破・離」の概念と同じように、基本を大切にすることが重要だと話されていました。基本を大切にすることで、応用することができ、独自性を見出します。
 
 その後は、眞鍋さんの生い立ちや、経験したことから様々な迷いや選択について話ながら、受講生に多くのメッセーシを与えてくださいました。
 祖父の代から続く家業の飲食店という仕事が嫌いだったという眞鍋さん。しかし嫌いな飲食業と向き合い、3年経った時、面白い、と感じたそうです。例え嫌いでも一所懸命に向き合い、立ち向かっていたから好きになった。「自分の選んだ仕事を好きになることが大切です」という眞鍋さん。冒頭に話していた結論とここでつながりました。
 
眞鍋さんが60分ほどで話し終え、続いて社員の小山 純さんにご登壇いただきました。小山さんには自らの就職を控えていた時の悩みや選択、当時の想い、自社を好きになっていく過程等を話していただきました。小山さんが受講生にとって近い先輩として丁寧に話してくださったことで、より眞鍋さんの話の理解も深まったのではないかと思います。
 
 正解はいっぱいあります。答えを選ぶのではなく、自らが選択したものが答えであり、その答えを価値あるものにすることで正解になるのだと私の尊敬する方もおっしゃっていました。
 正解を求めるのではなく、自らの選択を正解にできるよう、一所懸命立ち向かい、向き合うことが大切なのだと改めて気づかされました。

次回は、「車に布団だけ積んで来て、同友会をつくった私の選択 ~この世の中に憧れの存在をつくることの面白さと価値~」というテーマで愛媛同友会専務理事の鎌田哲雄さんに私伊井がインタビューを行う形で登壇いたします。
一般聴講も可能ですので是非足をお運びください。
 
文責:伊井 達哉(愛媛同友会 事務局員)

▲受講生の様子

 

▲社員の小山純さん

 

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