経営理念を実践する課程

K社の事例

「お金よりも先んずるものがある」
 1934年創業。住宅や公共施設建設、土木工事のほか、グループ会社で有料老人ほ~うの運営を
 手がける。従業員数160名。
同友会には1987年に入会。K社には創業者である祖父や2代目である父が作り上げてきた社是がありました。Kさんはそれらをいかしながら、自分で納得のいく経営指針を作成しようと、経営指針成文化セミナーを何度も受講しました。なかなか、納得のいくものはできあがらず苦労しましたが、「今となっては繰り返し受講して、突き詰めて考えることができてよかった」といいます。

こうしてできあがった経営理念が「私たちは、建設業のサービス産業化を実現して、会社の繁栄と社員の幸福、関係会社・取引業者との『強存強栄』をはかり、地域社会に貢献します」というものです。特徴的なのは、「お金よりも先んずるものがある」という強い想いです。普通ならお金を優先してしまうような選択肢を前にしても、理念に基づいた経営を貫き、結果として、更に良い経営環境を作り上げることにも繋がっています。